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夏は来ぬ。

   北の大地の夏は、駆け抜けるかの如く…。

      それは初夏という感覚を気づかせてくれない程に…。

          それでも、松原はこの時期に口ずさむ歌がある。

美しい日本の言葉が、ちりばめられている素敵な歌だ。

    http://duarbo.air-nifty.com/songs/2007/05/post_63ff.html

夏を思わせる熱気につつまれ、

トナシベツの我が工房は、

パドル製作に明け暮れる日々が続いている。

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ガイドパドルやプロユースのカスタムパドル。

シングルブレードのパドルも、少しではあるが、

製作依頼が辛うじて絶えず、ひとまずは、安心している。

オープンデッキのカヌーが、日本の文化として根付くことを祈らずにはいられない。

いいパドルを作りつづけることが、その為に出来る、ささやかなこと。

日本のあちらこちらからのちらほらの製作依頼。

それは、作りつづけるための、松原の大事な仕事である。

川や湖、そして海へと

我がパドルが使い手の体の一部となり、

役立つことを願いながら、汗と木埃にまみれる日々は未だ終わらず。

     松原の夏は熱く、

         しかし、のそのそと這いつくばりながら、

            マイペースで…進んでゆく。

               なかなか季節が駆けめぐるようには…いかない。

       PS

           アリューシャン遠征隊が、27日夜、無事帰還された。

           新谷隊長から手応えを感じた遠征であった旨、

           帰還の挨拶として一報を頂けた。

           諸氏のリポートが楽しみでならない。

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「憧れ」のその先にある世界。

6月8日、…携帯電話が鳴る。

成田国際空港にいるはずの新谷さんからの着信。

アリューシャン遠征へと旅立つその間際に、

……「 今、みんなが、揃いました。先ずはビールで祝盃です。」(シブイ声)

……「 夕方の便です。 行ってきます。」(シブイ声×2)

…………。

わざわざ声を聞かせてくれた新谷隊長…。

他の4人の隊員も元気な声を聞かせてくれて、

見送りのKちゃんまで嬉しそうにその場の空気を伝えてくれた。

弾むような声から感じさせる、

これから始まるであろう、

「冒険の匂い」のする世界への、

期待と不安が入り交じった微妙な感じ…。

羨ましい限り…である。

予定通りなら、今頃は、グラマングース飛行艇で、

ダッチハーバーからアクタン島へと向かう頃か…。

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手探りでバイダルカを形にして、20年。

アリュートパドルなどと、臆面もなく名乗り、

形にし続けた20年。

今漸く、遠征隊諸兄の好意により、アリューシャンの海を往く我がパドル。

二十歳の頃の自分では想像も出来なかったことが、

今、目の前に広がる…。

自分が作ったものが、自分ではない、誰かの役に立つ。

それが、「 遠征 」などという生死に関わる行為に使われる。

本当にいいのか…。自問自答はつづく。

「 次は、一緒に行こう。」

そう、新谷さんは声を掛けてくれる。

アリューシャンから連なる、その列島の遙か西に浮かぶ北海道という島から、

アリュート民族の叡智の結晶というべきバイダルカを再現する役目を携えて。

そして、その素晴らしさを実証し、更に昇華させるべく、

…使い続ける為に…。

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憧れ続けた20年。

更にその先につづく、終わりなき…憧れ。

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祝!アウトライダー・犬ぞりDVD、第1版、完成!

あんなに真っ白で、

凍りついていた冬の世界が、

緑に覆われてむせかえるような草木の匂いと、

岩に打ち付ける清流の飛沫を含んだ空気に充ち、

生きとし生けるもの溢れる、

夏の世界へと代わる。

そんな松原の暮らすトナシベツの傍に、

カヌーを漕ぐことを生業に生きる、男あり。

刻にパドルを、はいびじょんむーびーに持ち替え、

動く画を撮り、こんぴゅーたーを駆使して、

えでぃとりあるをこなし、野山河川を駆け回る、男なり。

名を 「 村上大輔 」 という…。

    http://floating-leaf-films.com/

大ちゃん、ダイちゃんとみんなから慕われる彼に、

松原もとても、とても気安く…、

我がアウトライダーのプロモーションビデオの製作を依頼してしまった…。

2009年の犬ぞりツアーに同行願い、

アウトライダーの犬ぞりの世界を、映像に収めてもらった。

   今一度、OVER アンダー 20℃の世界へ…。

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ダイちゃんが全て一人で作り上げた作品、

  「  life is beautiful 」 。

  映像製作の採算がどの程度で取れるかなど、

  全く無視してしまった松原の依頼を、

  快く引き受けてくれた大輔くん。

  どうか一人でも多くの方が、

  その世界を覗いてくれることを…願わずにいられない。

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    犬ぞりを知る人も、知らない人も、

           どうぞ、アウトライダー松原の大事にする、

                          橇犬との暮らしを覗いてみて欲しい。

購入は、こちらから…  。

       →  http://cart05.lolipop.jp/LA10721777/

チ・ョ・ッ・トだけよ…、はこちら…。

       →  http://www.youtube.com/user/climbdai2002

 

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アリューシャン遠征、そして浪漫の欠片を探しに。

いよいよ6月8日から27日にかけて、

ニセコの新谷さん( http://shiretokoexp.sports.coocan.jp/ )が隊長となり、

「 アリューシャンエクスペディション2009遠征隊 」 が編成される。

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遠征隊は、現在はアメリカ ・ アラスカ州に属す、

カヤックの故郷、アリューシャン列島・アクン島へ向かう。

知床の海を漕いだカヤッカーなら、いつかは漕ぎたいと憧れた、アリューシャン。

その中でも、最もアリュートの狩猟文化が栄えたアクタン島から、

カヤックは漕ぎ出され、周囲約100㎞のアクン島を一周する計画である。

潮流が非常に早い海峡を越えなければならないシーカヤック行となる。

メンバーは先鋭パドラー5名。

辺境スペシャリストの新谷さんと新井場さんがエスコート役。

そして友人3名がアリューシャンデビューする。

今回、光栄なことに我がアリュートパドルが、

遠征隊のパドルとして選ばれた。

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2年前、南米パタゴニア遠征の折、

新井場さんが使ってくれた2分割できるアリュートパドルである。

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  金物を使わず、異質なもの出来るだけ除く。

  木と紐だけで、1本ものと差異無く使えるパドル。

          アリュートの叡智と日本の匠の技の融合が適うか。

               松原のパドルにアリュートの名を語る資格があるか。

                          その真の力を、5人のカヤッカーが問うてくれる。

              ベーリング海と北太平洋に挟まれた複雑な海流こそ、

                       アリュートパドルの真価が問われる場所に相応しい………。

                   ………無事帰還されることを、

                                        遙か遠く、トナシベツの森から祈らせて頂く。

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